ラグドールをこれから飼おうと思っている、もしくは飼っている方で、こんな悩みはありませんか?
ラグドールって大型の猫だけど、どのくらい餌を与えたらいいの?
このようにラグドールの餌の量について、悩まれている方はいると思います。
私も初めて猫を飼う時は、どのくらい餌を与えたら良いのか分かりませんでした。
獣医さんに聞いたり、簡易的な肥満度チェック方法を駆使して、餌の量を見極めていました。
というわけで、今回はラグドールの適切な餌の量を踏まえ、体型管理と健康維持のポイントをお伝えしていきます。
この記事を読むことで、ラグドールに与える餌の量を把握でき、健康を維持できます。
- ラグドールの餌の量が知れる
- ラグドールの体型維持ができる
- ラグドールの健康を維持できる
もくじ
ラグドールの特徴と食事の重要性
最初にラグドールの特徴と食事の重要性を、我が家の猫に与えている餌を交えながら解説していきます。
ラグドールは穏やかな性格が多く、他の猫に比べ活発性は低い特徴があります。
またラグドールは大型の品種であることから、骨や関節へ負担がかかりやすいです。
そして、猫は犬に比べて肥満になりやすいと考えられています(1)。
これらのことから、ラグドールには適切な餌を与える必要がありますが、どのような餌が望ましいのでしょうか?
ここからは、我が家のラグドールに与えている餌をご紹介していきます。
- ロイヤル カナン(ラグドール専用)
やっぱりロイヤル カナンが一番にゃ!
先ほどもお話したようにラグドールは骨や関節に負担がかかりやすい猫です。
また長毛種であるため、毛の状態維持も必要です。
このようなケアをしてくれる餌がロイヤル カナンなのです。
このようにラグドール専用のロイヤル カナンは、ラグドールに必要とされる栄養素が含まれています。
我が家の猫は、ロイヤル カナンの袋の音を聞いただけで、近寄ってきます。
ラグドールの子猫と成猫の餌の量の違い
ここまでの話でラグドールの特徴や、食事の重要性を知っていただけたかと思います。
ただ、どの程度の量の餌を与えたら良いのか悩みますよね。
実は成猫と子猫では、消費するカロリーが異なるため餌の量も違います。
ここからは我が家のラグドールが食べている、ロイヤル カナンをベースにしたラグドールの餌の量の違いを解説していきます。
子猫の餌の量
子猫は成猫に比べカロリー消費が多いです。
そのため、子猫には子猫専用のフードを与えるようにしましょう。
子猫に与える餌の量は以下の通りです。
例)ロイヤル カナン
体重 | 子猫の月齢 | 給与量(g) |
0.4kg~1kg | 1~2 | 29~49 |
1.3kg~2kg | 3~4 | 61~67 |
2.3kg~2.9kg | 5~6 | 70~67 |
3.1kg~4kg | 7~12 | 65~51 |
子猫に与える餌の量の目安になります。
ただ、子猫は成猫と違い消化機能が発達していないため、一度にたくさんの餌を食べると、消化不良をきたしてしまいます。
子猫に与える際は、1日に3回~5回などに分けて与えることを勧めます。
成猫の餌の量
成猫に与える餌の量は以下の通りです。
体重 | 活動量が少ない(避妊・去勢済み) | 活動量が多い(避妊・去勢無) |
3kg | 34g | 43g |
4kg | 42g | 52g |
5kg | 49g | 61g |
6kg | 56g | 70g |
7kg | 62g | 78g |
8kg | 68g | 85g |
成猫に与える餌の目安となります。
成猫の場合、避妊や去勢をしている猫と、そうでない猫では消費するカロリーが違うため、餌の量も変わってきます。
また子猫時代とは違い、消化機能が発達しているため餌を与える回数は、多少減らしても良いでしょう。
ラグドールの餌の種類と与え方
前の章ではラグドールの子猫と成猫の餌の量の違いを説明しました。
ここでは餌の種類と与え方についてお伝えしていきます。
猫を初めて飼う方の中にはこんな方は居ませんか?
猫の餌ってどんな種類があるの?
このように、猫の餌にはどんな種類があるのか分からない方も居ると思います。
餌の種類には以下のものがあります。
猫の餌にはドライフードとウェットフードがある
猫の餌にはドライフードとウェットフードがあります。
それぞれメリット・デメリットがあるので説明していきます。
ドライフードのメリット
ドライフードのメリットは以下の通りです。
- 長期保存しやすい
- ウェットよりも低価格で購入しやすい
ドライフードは、低価格で購入できることに加え長期保存しやすいため、猫を飼っている多くの飼い主が利用しているキャットフードです。
我が家のラグドールもドライフードを食べています。
カリカリ好きにゃ!
ドライフードのデメリット
ドライフードのデメリットは以下の通りです。
- 水分摂取ができない
- ドライフードのみの猫の場合、飽きやすい
ドライフードは名前の通り、乾燥しているので食事から水分は取れません。
水分が不足すると、泌尿器の病気にかかりやすいとされています。
普段から水をあまり飲まない猫の場合は、ドライフード以外の餌も与える必要があります。
ウェットフードのメリット
ウェットフードのメリットは以下の通りです。
- 水分を摂取できる
- 香りがあり食いつきが良い
ドライフードには水分も含まれているため、普段からあまり水を飲まない猫には、良いフードです。
そして、我が家のラグドールもそうですが、食いつきがかなり良くすぐに完食してしまいます。
これはかなり美味いにゃ!
ウェットフードのデメリット
ウェットフードのデメリットは以下の通りです。
- ドライフードに比べて価格が高い
- 保存がきかない
ウェットフードは、猫の食いつきは良いですが価格が高いデメリットがあります。
また、長期保存がきかないのでドライフードほど管理し難いと言えます。
ラグドールの餌の与え方
猫の餌にはドライフードとウェットフードがあることはお伝えしました。
ではどちらを与えたら良いのでしょうか?
個人的にはドライフードとウェットフードの併用を勧めます。
理由としては以下のものが挙げられます。
- 水分を確実に取れる
- 猫がフードに飽きにくい
ウェットフードのメリットでもお伝えしたように、食事を通して水分を取ることができます。
なので、水分不足による病気も予防できます。
また同じ餌ばかり与えていると、途中で飽きてしまい食欲不振に繋がる場合があります。
我が家のラグドールも、同じドライフードを与えていました。
しばらくすると、餌を残すようになったんです。
カリカリ飽きたにゃ!
動物病院で色々な検査をしてもらいましたが、特に異常なところはありませんでした。
そこで普段とは違う、ウェットフードを与えてみることに。
すると見事に完食したんです!
それ以降はドライフードだけでなく、ウェットフードも与えることで、食べ残しは無くなりました!
このようにドライフードとウェットフードを併用することで、得られるメリットは多いため、併用を勧めます。
簡易的に行える体型チェック
最後に簡易的に行える、猫の体型チェックをご紹介します。
簡易的に行える体型チェックには大きく2つ挙げられます。
- 肋骨を触って確認
- 腰のくびれ
それぞれ詳しく説明します。
肋骨を触って確認
猫の体型を簡易的にチェック方法の1つ目には、肋骨を触って確認する方法があります。
猫が猫が伏せている状態から始めます。
両手で前足から腰にかけてゆっくりと、なぞるように触っていきます。
肋骨の触れ具合によって、標準体型か肥満体型かを判断していきます。
具体的な判断基準は以下の通りです。
- 肋骨が触れられる→標準体型
- 肋骨がかろうじて触れられる→ぽっちゃり体型
- 肋骨が触れられない→肥満体型
腰のくびれ
猫の簡易的な体型チェック方法の2つ目には腰のくびれを確認する方法があります。
このチェック方法は猫に触れずにできるので、猫へのストレスも与えにくいです。
猫の真上から腰のくびれ具合を確認します。
くびれ具合の判断基準は以下の通りです。
- くびれの位置が何となく分かる→標準体型
- くびれの位置が分からない→ぽっちゃり体型
- くびれがなくウエストが膨らんでいる→肥満体型
参考文献
今回の記事作成にあたり、参考にした文献は以下の通りです。
(1) ネコの代謝特性と肥満
まとめ
今回はラグドールの餌の量をお伝えし、体型管理と健康維持のポイントをお話ししました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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