ラグドールって大人しく、温厚な猫ちゃんだと聞いていたけれど、なぜか歯磨きは全くさせてくれない。
どうしたら上手く歯磨きできるの?
こんな悩みを抱えている飼い主さんは多いと思います。
あまりにも嫌がられると、ついつい歯磨きをおろそかにしてしまいがちです。
しかし、歯磨きは猫ちゃんにとっても重要であり、口腔内や歯の健康を保つためには欠かせません。
ではどうしたら良いのでしょうか?
猫ちゃんの歯磨きを上手く行うためには、歯を磨く前の事前準備やトレーニングが重要になってきます。
というわけで今回は、歯磨きを上手く行いたい飼い主さんに向け、猫ちゃんの歯磨き方法や代替方法をお伝えしていきます。
- 歯磨きの重要性が知れる
- 歯磨きの事前準備が行えるようになる
- 適切な歯磨きの方法が知れる
- 歯磨きの代替方法が知れる
ラグドールの歯磨きの重要性とは?
歯磨きをしたいけれど、嫌がってしまうからついつい疎かにしてしまう方も居るでしょう。
ですが、猫ちゃんの健康を考えると歯磨きは必要と言えます。
そこで歯磨きの方法をお伝えする前に、歯磨きの重要性について説明していきます。
歯磨きが必要な理由は以下の通りです。
猫ちゃんは餌をあまり噛まず飲み込むことが多いため、食べカスが口腔内に残りにくいと言われています。
しかし、ペットの猫ちゃんの場合、ドライフードだけでなくウェットフードなど柔らかい餌を食べている子も居ます。
柔らかめのフードだと、口腔内に食べカスが残りやすく歯垢や歯石を形成しやすいです。
また歯垢や歯石があることで歯茎が炎症し、口臭や歯周病に陥る可能性があります。
そうならないためにも、歯磨きは重要であると言えます。
歯磨きの事前準備
歯磨きの重要性を知っていただけたかと思います。
ここからは猫ちゃんの歯磨きの方法について説明していきます。
ですが、歯磨きをする前に事前に用意するアイテムがあります。
事前準備として用意するアイテムは以下の通りです。
- 歯磨きジェル
- 歯磨きシート
- 指サック歯ブラシ(必要に応じてデンタルブラシ)
猫ちゃんの歯磨きをする前に、これらのアイテムを用意する必要があります。
アイテムは準備したから早速やってみようかしら!
と思った方、ちょっと待ってください!
もしかして、いきなり歯磨きをやろうと思っていませんか?
いきなりって…だって歯磨きなんだからしょうがないんじゃ…
歯磨きを嫌がっている猫ちゃんに、無理に歯磨きをしてしまっては余計に嫌がってしまいます。
変なもの口に入れるにゃ!
ではどのような手順を踏んで、歯磨きをすると良いのでしょうか?
次の章では、事前準備していただいたアイテムを使用しながら、具体的な手順を説明していきます。
歯磨きの方法
歯磨きまでの具体的な手順は以下の通りです。
歯磨きを嫌がる猫ちゃんの場合、これらの手順を踏んでいく必要があります。
それぞれ説明していきます。
①歯磨きジェルで口に触れることを慣れさせる
最初の手順として、口に触れることを慣れさせる工程が必要になります。
既に歯磨きを嫌がっている猫ちゃんの場合、口にものが触れること自体嫌っている可能性もあるので、そこから慣れさせましょう。
慣れさせる上で、必要なのが歯磨きジェルです。
step1 歯磨きジェルを口元に近づける
まずは歯磨きジェルを指に付け、猫ちゃんの口元に近づけます。
この段階では、口の中に指は入れません!
step2 口元に触れる
口元に指を近づけ、猫ちゃんが舐めたタイミングで口元に軽く触れてみます。
触れる作業を何度か実施して、猫ちゃんが慣れてきたら次の工程に移ります。
step3 歯に触れてみる
この頃になると口にものが触れることに対して、それほど拒否は示しにくくなります。
なので少しづつ歯に触れてあげ、慣れさせていきます。
猫ちゃんの様子を見ながら、ゆっくり進めていきましょう。
②歯磨きシートで歯や歯茎に触れることを慣れさせる
指で歯に触れることができたら、今度は歯磨きシートを使用して歯を磨く練習をしていきます。
step1 歯磨きシートを指に巻き付ける
まずは歯磨きシートを指に巻き付けます。
巻き付けた方が歯磨きシートで歯を磨きやすいです。
step2 歯や歯茎に優しく触れてみる
指に巻き付けたら、歯や歯茎に優しく触れてみます。
いきなりグっと押し込まず、猫ちゃんのペースに合わせましょう。
猫ちゃんの首元を優しく抑えるとやりやすいですよ!
step3 歯磨きシートで歯や歯茎を磨いてみる
歯磨きシートで歯や歯茎に触れたら、実際に磨いてみます。
歯磨きシートは薄く指の感覚が伝わりやすいので、猫ちゃんの抵抗感は少ないかもしれません。
ここまで来れれば、歯磨きまであと1歩です!
ただここで焦らず、猫ちゃんの様子を見ながら無理せず行いましょう。
③指サック歯ブラシで歯磨きをする
この段階でようやく、ブラシを使用して歯磨きを行っていきます。
step1 指サック歯ブラシに歯磨きジェルを付ける
指に歯ブラシをはめて、ジェルを付ける。
ジェルを使用することで、猫ちゃんが受け入れやすくなります。
step2 指サック歯ブラシで歯を磨いてみる
ここで実際にブラシを使用して歯を磨きます。
ジェルを付けているため、猫ちゃんがブラシを噛んでくれ歯磨きが行いやすいです。
人によっては、ここからデンタルブラシへ移行することもあるようです!
個人的には指サック歯ブラシでも十分だと思いますが、デンタルブラシをチャレンジしてみるのも良いでしょう!
デンタルブラシだと歯周ポケットまで届くので口腔ケアとしてオススメできます。
ただ猫ちゃんが嫌がる場合は、指サック歯ブラシで留めておきましょう。
何だか硬いにゃ!
歯磨きの頻度とタイミング
ここまでのお話で、歯磨きの重要性と方法をお伝えしました。
ですが、こんな疑問はありませんか?
歯磨きってどのくらいの頻度でしたらいいの?
ここからは歯磨きの頻度や、どんなタイミングで行ったら良いのかをお伝えしていきます。
本来、歯磨きは人間同様に毎日行うのが理想的です。
しかし、猫ちゃんの場合は嫌がりストレスを感じてしまいます。
そのため、週に2~3回を目標に行えると良いでしょう。
では、どんなタイミングで行うべきなのでしょうか?
歯磨きのタイミングは、猫ちゃんがリラックスしている時が最適です。
私自身も経験がありますが、猫ちゃんが動き回っている時や警戒している時は、歯ブラシは行えません。
無理にやろうとすると、猫ちゃんが暴れてしまい怪我してしまいます。
何をするにゃ!
無理には行わず、リラックスしている時にやりましょう。
歯磨きの代替方法
歯磨きの方法をお伝えしましたが、それでも抵抗を示す猫ちゃんも居るでしょう。
その場合は、歯磨きの代替手段をとることを勧めます。
歯磨きの代替手段は以下の方法があります。
それぞれの特徴や効果を解説していきます。
歯磨き専用スナック
歯磨きの代替方法の1つとして、歯磨きおやつの利用があります。
これは我が家のラグドールにも与えていますが、口腔内のケアとしてはかなり簡易的に行えます。
また色々な味があるので猫ちゃんの食いつきもかなり良く、今では袋の音を聞くだけで近寄ってきます。
おやつよこせにゃ!
歯磨きの受け入れが良くない猫ちゃんには、かなりオススメできます!
デンタルケア効果のあるふりかけ
実はご飯にかけるふりかけにも、歯磨き効果のあるものがあります。
また、このふりかけは低カロリーかつ、無添加であるため猫ちゃんにも安心して与えられます。
ご飯が美味しくなるにゃ!
どうしても歯磨きを嫌がる猫ちゃんには、これらの商品を与えてみてはどうでしょうか。
まとめ
今回は歯磨きを嫌がる猫ちゃんの、歯を守る方法をお伝えしました。
何度も言いますが猫ちゃんが嫌がる場合は無理せず、ゆっくり進めていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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